私の名前は川内崇浩。
ブログ更新を自分に義務付けている中年経営者だ。
ただ、一つ怖いことがある。
ネタの枯渇である。
毎週書いていたら、いつか何も思いつかなくなるのではないだろうか。
その時は、
「今週は何も思いつきませんでした」
という記事を書こうと思う。
さて。
今夜は相談支援専門員について触れてみたい。
相談支援専門員は何を勉強しているのか
相談支援専門員という名前だけ聞くと、
障害福祉制度について何でも知っている人のように聞こえる。
生活介護。
就労継続支援。
グループホーム。
居宅介護。
行動援護。
短期入所。
障害年金。
生活保護。
成年後見。
医療。
その他諸々。
全部聞けば答えが返ってきそうである。
残念ながら、
そんな万能職ではない。
では相談支援専門員になるための研修で、一体何を勉強しているのか。
もちろん色々な研修があり、制度について学ぶ機会もある。
私自身も資格を維持するため、必要な更新研修は受けている。
ただ、少なくとも私の体感では、
障害福祉制度を端から端まで網羅的に叩き込まれる研修ではない。
むしろ事例を使って、
本人の希望は何なのか。
どのように支援を組み立てるのか。
関係機関とどう連携するのか。
そういったことを考える時間が多い。
計画相談そのものの制度について触れることはある。
しかし、
「生活介護の人員配置はこうです」
「グループホームの報酬構造はこうです」
「就労継続支援B型の加算はこうです」
なんてところまで全部教えてもらえるわけではない。
では、どこで覚えるのか
結局、
日々の仕事で覚えていく。
これがかなり大きいと思う。
分からないことが出てくる。
役所へ電話する。
事業所へ聞く。
専門職へ聞く。
通知を読む。
実際のケースで経験する。
そうやって少しずつ引き出しが増えていく。
だから、
同じ「相談支援専門員」という資格を持っていても、
人によって持っている知識が結構違う。
スキルツリーが違う
例えば、長年生活介護で働いてきた人。
障害特性や日中活動、直接支援について、とても詳しいかもしれない。
利用者さんとの関係づくりも上手かもしれない。
児童分野で長く働いてきた人なら、
学校や放課後等デイサービス、児童期の支援について強いかもしれない。
精神分野を長く経験してきた人もいる。
医療との連携に強い人もいる。
制度に異様に詳しい人もいる。
地域の社会資源をものすごく知っている人もいる。
同じ相談支援専門員でも、
スキルツリーが全然違うのである。
では私は何に強いのか
ここで自分のことを考えてみる。
私は元々、
日中活動系の事業所で働き、
サービス管理責任者や管理者を経験し、
その後はベンチャー企業でグループホームの立ち上げなどにも携わった。
そのため、
「この事業所、多分ここが大変なんだろうな」
とか、
「この支援をやろうとすると、人員的に結構厳しいだろうな」
とか、
「これを続けるには、お金の面でも大変そうだな」
とか、
そんなことは何となく想像できる。
事業所の収益構造や、人員配置、管理者側の事情なども多少分かる。
ただし、
これは相談支援専門員の研修で身につけた能力ではない。
私がこれまで働いてきた結果、たまたま身についた個人スキルである。
逆に、
純粋な直接支援について、
「私はものすごく強いです」
とは、とても言えない。
私より詳しい人はいくらでもいる。
児童分野など、分からないことも多い。
医療だって専門家ではない。
だから聞く。
分からなければ、
その分野を知っている人に聞けばいい。
本当は選べたら面白い
本来なら、
利用者さんのニーズに合わせて、
相談支援専門員も選べたら面白いと思う。
児童に強い相談員。
精神に強い相談員。
就労に強い相談員。
地域資源に強い相談員。
制度に強い相談員。
調整に強い相談員。
本人との関係づくりがとても上手な相談員。
色々な人がいる。
そして、
利用者さんに合う人が担当する。
これができれば、とても良い。
ただ現実は、
「〇〇さんには、この相談員が合いそうですね」
ではなく、
「ここなら空いています」
で決まることも少なくない。
悲しい現実である。
相談支援専門員も人それぞれ
相談支援専門員だからといって、
何でも知っているわけではない。
何でもできるわけでもない。
同じ資格を持っていても、
それまで何をしてきたのか。
どんなケースを経験してきたのか。
どの地域で働いてきたのか。
それによって得意分野はかなり違う。
私自身も万能ではない。
至らないところはたくさんある。
ただ、
自分が知らないということを知っていれば、
知っている人に聞くことはできる。
もしかすると、
それも相談支援専門員に必要な能力の一つなのかもしれない。
そしていつか、
「空いている相談支援専門員」
ではなく、
「自分に合った相談支援専門員」
を選べるくらい人が増えればいいなと思う。
そのためにも、
まず相談支援専門員そのものが増えてくれないと困るのだが……。
以前の記事に戻ってしまった(笑)。
では今夜はこの辺で……。
